『中学聖日記』は、女性教師と教え子の禁断の恋を描いたラブストーリーです。
キャストは
- 有村架純さん
- 岡田健史さん
- 夏川結衣さん
- 岸谷五朗さん
- 吉田羊さん
- 町田啓太さん
という豪華顔ぶれです。
舞台は片田舎の中学校。
そこで教師をしている末永聖(有村架純)は、婚約者・川合勝太郎(町田啓太)がいるにもかかわらず、10歳も年下の男子中学生・黒岩晶(岡田健史)に心を惹かれていきます。
晶の母親・黒岩愛子(夏川結衣)は、息子が聖を好きになり不安定になったことを心配し引き裂こうとするが、それが逆効果で息子との関係を悪化させてしまう。
聖は晶とのことが問題になり中学を辞職し、勝太郎とも婚約を破棄。
晶の前から姿を消し穏やかな生活を送っていた聖だったが、ある時偶然にも雑貨市で晶の姿を目撃し心が揺れ動く。
教え子に本気になってしまった聖は、両親や同僚からの信頼も失い絶望の淵に立たされてしまう。
一方で、母親・愛子からの執拗な干渉に苛立ちつ晶。
晶は聖の幸せを願い彼女にあえて冷たくあたるが、それでも愛子の行動はエスカレートする。
と、物語は展開されていきます。
本作のキャッチコピーは、教師としてあるまじき、純愛。だそうですが、まさにその言葉通りです。
確かに高校生と教師の恋愛はたまにあるようですが、相手が中学生というところが過激な部分ですよね。
有村架純さんが持っているピュアで白のイメージを、よい意味で払拭されていました。
原作はかわかみじゅんこさんの『中学聖日記』なのですが、ドラマ後半は人気脚本家・金子ありささんの脚色も加わってオリジナルストーリーになっています。
かわかみじゅんこさんが『原作の空気感を最大限に残してくださっている』とおっしゃっていましたが、キラキラした青春時代、初めての恋、許されない想い、切なさやもどかしさ、晶の情熱がつまったドラマで『透明感』と『儚さ』という言葉がぴったりの内容になっていました。
新感覚で薄いガラスを扱うような繊細な人間模様が描かれていて、とっても興味深く見られますよ。
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